うまいもの工房・加護や

www.kago-ya.com/sommelier/vol17.shtml


ソムリエの独り言 Vol.17

ワインは文化だ!

超お値打ちなACブルゴーニュ ブラン

PHILIPPE CHAVY Bourgogne CHARDONNAY 2007
フィリップ シャヴィー ブルゴーニュ シャルドネ

フランス・ブルゴーニュ地方・ピュリニーモンラッシェに本拠を構えるドメーヌ フィリップ シャヴィー。

この生産者、高級格付け村名ワインの生産が中心だけに、格下にあたるACブルゴーニュは、ワインショップ゚でも地味な売れ方をしていた一本だったそうです。

ところがこのACブルゴーニュ、90%がピュリーモンラッシェの葡萄を使用、残り10%は、ムルソーの葡萄という超贅沢なワインだと日本国内でも伝わるようになると、一躍に人気が出てきました。また、シャヴィーは、自然派ビオディナミによる生産者ですので、そちら方面にアンテナを立てている愛飲家には絶大なる支持があります。

また、優良な生産者は、上級クラスの畑を所有していても、ブドウの木の樹齢やその年の天候、区画の優劣によって格下げしてワインを販売することがあります。フィリップシャヴィーも同様、ピュリニーやムルソー(高級村名クラス)のワインには自分が納得できる、所有畑の中でも古い樹齢のブドウを使い、若い樹齢のブドウからは村名クラスのワインを造りません。自分の目指す味わいに妥協がないのです。その妥協しない造りによって、生まれたのが『超お値打ちなACブルゴーニュ ブラン』。ピュリニーモンラッシェやムルソーとして販売するのが難しい品質のものを全て格下げしたものなのです。ボルドーワインに例えると、『セカンドワイン』的な存在といえます。

この説明で充分納得が出来るかとは思いますが、つまりはコストパフォーマンスに非常に優れたベストヴァリューワインかと思います。海外でも人気で、争奪戦になっているほどと聞いています。フランス国内3つ星レストランはもちろん、日本国内の3つ星レストランはこぞってオンリストしています。

しかも今回ご紹介する2007年は、生産者の実力が試されるヴィンテージと言われていますが、「実力ある生産者は」ヴィンテージによる味わいのブレが無く、実力ある生産者が造るワインの質の高さを実感できる年とも言えます。ピュリニーモンラッシェ90%らしく、背筋がピンと張っているようなミネラル感にあふれ、ボリュームある果実味とキレのある酸味、樽からくるヴァニラのニュアンスがバランスよく感じられます。冷え気味(6〜8℃)の時は清涼感が楽しめますが、13℃位の方がより華やかな花・レモン・柑橘系・ハチミツなどの香りが楽しめて満足できる一本になると思います。

是非、とう粋庵でこのワインのご指名頂きますことを心よりお待ちしております。「カマンベールチーズの天婦羅」や「パプリカのムース雲丹添え」などには、ピッタリで抜群に美味しいです。


日本ソムリエ協会認定ソムリエ 有限会社プロダクツ一生 オーナー・ソムリエ 上田豊人

ご案内

「ソムリエの独り言」は、加護やのソムリエ & 利き酒師が、美味しいワインや日本酒、こぼれ話などをご紹介しています。


店舗紹介
フォレスト
とう粋庵
和ごころ
おふく
Take-out
連載
TOPIX
Wedding
箸美人
ソムリエ
レシピ
仕事人
ワイナリー
徒然日記
Appendix
会社概要
採用情報
サイトマップ
facebook