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何気ない日常。ちょっとした和小物のある空間から、ホッ!とした気分ややすらぎを頂くことがあります。ほんのりとした和の灯りには、なごんでひとに少し優しくなれる気分。どこかクールになりきってしまった今様人が忘れかけている「和ごころ」に灯がともります。
しかし、「和ごころ」は「和み」ばかりではありませんよね。「武者魂」に象徴されるような猛々しい勇ましさや、 「宮中絵巻」の如く華やかに咲き誇る艶やかな色香は、内包しているエネルギーや秘めた芯の強さもあわせ持ち、日本人の「美学」の根底にもなっているように思います。
そんな美意識を大切に、和小物の手づくり教室「和繕(わつくろい)の会」主宰の遠藤友里先生は、「優しさ」「華やかさ」と「本物の強さ」に満ち溢れた作品づくりを心掛けておられます。そして、なによりも女優なみの美人!おうちにいて、こまごまとしていることが大好きというだけあって、お教室もご自宅です。当然の如く、おうちの玄関からリビングまで、和小物や骨董、調度品などがセンスよくデコレートされています。
ふたつと同じものがない手づくりの温かさ、作品一点ごとに寄せたいとおしい想いに触れると、作品は生きたものとなって、自然に私たちにメッセージを語りかけてきます。作品は五月下旬まで、とう粋庵「ミニギャラリー」にて展示させていただいておりますので、是非立ち寄り下さい。
尚、彼女が立ち上げ、販売しているブランド名は「緋色帖(ひいろちょう)」です。作品の頒布会として、ほぼ三ヶ月に一度くらいのペースで季節に関係なく飾れるはがき大の作品(3,800円)があります。ご希望の方は、直接下記まで ご連絡を!
水戸市元吉田町358-5
「和繕の会」「緋色帖」主宰
遠藤 友里 029-248-2662 まで
「遠藤友里先生からのひとこと」
毎日毎日がめまぐるしく流されるように
過ぎるように感じる昨今。
草木の芽吹きを感じ、肌に風を感じたりと
意識して一日一日を大切に日々暮らしたいと思っている私です。
一輪の花をテーブルに飾るだけで心が癒されるよう、
家の中にこそ癒し空間を
そして心には和みをと、
作品を通じてほんの少しでも提供できればと手仕事に精を出しております。
作品を見て頂き、ちょっとでも心が和んでいただければ嬉しく思います。
遠藤 友里